当団体は、がんのリハビリテーション・リンパ浮腫診療ネットワークコンソーシアムに参加させていただいています。
(コンソーシアムについては、こちらのウェブサイトをご覧ください。→https://lpc.or.jp/cre/consortium/ )
がんやリンパ浮腫に携わる様々な団体がその取り組みや課題を共有する場でもあり、4/26にオンラインでの懇談会がありました。今回は「専門的リンパ浮腫研修」協力団体の紹介もあり、協力団体からの意見として、当団体からの下記のメッセージを共有していただきました。
「セラピスト養成校の役割は、セラピストを育成することによって、治療を必要としている方々へ適切な治療の機会をお届けすることだと考えております。
大変な努力を重ねてセラピスト資格を取得した後、所属先の事情や地域で連携できる医療機関が見つからず、リンパ浮腫治療に関われなかったり、資格を活かす機会を持てないセラピストの声を耳にします。
一方、リンパ浮腫外来の受診に数か月待ちで、思うように治療を受けられないリンパ浮腫当事者の方々もいらっしゃいます。
がんやリンパ浮腫の当事者の方々が自分らしく生きるためには、地域での継続的な支援が不可欠であり、そのためには、基幹病院と共に、地域でも安心安全に活躍できる医療職の存在が必要であると感じております。
このネットワークコンソーシアムという素晴らしい枠組みにおいて、資格取得後のセラピストたちが、地域でも安心してがんやリンパ浮腫と共に生きる方々の支援ができるような、ネットワークづくりができれば大変幸いです。」
特に海外とは異なり、日本では開業権のない医療職(看護師、理学療法士、作業療法士)が地域で活躍する場をもつことは、困難な現状があると感じております。これらの課題を解決するためは、リンパ浮腫治療に関わる様々な立場の人々・団体が、互いを理解し認め、知恵やノウハウを持ち寄り、よりよい道を築こうという意思を持って、共に取り組む必要があると思います。
治療を受けたいと願う当事者の方々と、役に立ちたいと真摯な気持ちで頑張っているセラピスト双方が報われるよう切に願い、私たちにできることを模索し続けてまいります。
私たちについてのご質問や、研修についてのご相談などは、
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札幌医科大学医学部リハビリテーション医学講座内
Dr. Vodder School Japan